AI英会話アプリを探していると、候補に挙がりやすいのがTalkful(トークフル)とSpeak(スピーク)です。どちらもAIを相手に好きな時間に英語を話せますが、学習の進め方には違いがあります。
結論からいうと、実際の場面を想定して会話を繰り返したい人にはTalkful、レッスンに沿って英語を学び、会話で定着させたい人にはSpeakが向いています。
TalkfulとSpeakの違い
- Talkfulがおすすめの人:AIアバターとの実践的な会話や、目的に合ったカスタム英会話を重視する人
- Speakがおすすめの人:基礎学習、反復練習、発音矯正、体系的なカリキュラムを重視する人
- 迷っている人:無料体験を利用し、同じテーマで話したときの使いやすさとフィードバックを比べるのがおすすめ
この記事では、TalkfulとSpeakの機能や学習スタイルを比較し、初心者、ビジネス英語、海外旅行などの目的別にどちらを選ぶべきか解説します。
TalkfulとSpeakの違いを一覧表で比較
TalkfulとSpeakの大きな違いは、英語を話すまでの学習プロセスです。Talkfulは会話を始め、そのなかで表現を修正していく実践型。Speakはレッスンで表現を学び、反復練習やAI英会話で使えるようにする学習型と整理できます。
| 比較項目 | Talkful | Speak |
|---|---|---|
| 学習スタイル | 実践的な会話・アウトプット中心 | インプット、反復、実践を組み合わせる |
| 基本的な流れ | シーンを選ぶ→AIと会話→フィードバック | レッスン→発話練習→AI英会話→復習 |
| AIとの会話 | AIアバターとのシーン別・カスタム英会話 | AIチューターとのフリートーク・ロールプレイ |
| カリキュラム | 目的や会話場面を選んで練習 | 初級から上級までのレベル別レッスン |
| フィードバック | 文法・発音・自然な表現を確認 | 発音・表現を確認し、弱点の復習にも反映 |
| 発音学習 | 会話中の発音をAIが分析 | 音素レベルの分析とAI発音コーチ |
| 会話の臨場感 | AIアバターが表示される | 音声・テキスト・講師レッスンが中心 |
| 初心者の進めやすさ | 練習したい場面が決まっている人に向く | 画面の案内に沿って始めやすい |
| 向いている人 | 実践場面に備えて会話量を増やしたい人 | 基礎から段階的に学びたい人 |
簡単に分けると、Talkfulは「会話しながら英語を磨くアプリ」、Speakは「英語を学んでから会話で定着させるアプリ」です。ただし、Talkfulにも学習プランやフィードバックがあり、Speakにも自由なAI英会話があります。完全にどちらか一方だけに特化しているわけではありません。
TalkfulとSpeakの決定的な違いは学習の進め方
Talkfulは実際の場面を想定したアウトプットが中心

Talkfulは、AIアバターを相手に英語を話しながら、スピーキングとリスニングを練習するAI英会話アプリです。
海外旅行、留学、英語面接など、あらかじめ用意された会話シーンを選べるほか、「カスタム英会話」では自分に必要な状況を設定できます。たとえば、「海外出張先で取引先に新商品を説明する」「ホテルで予約内容の間違いを伝える」といった具体的なロールプレイに利用できます。
会話の内容はAIによって分析され、文法や発音の改善点に加えて、より自然な表現も提案されます。そのため、単語や文法はある程度理解しているものの、実際の会話になると言葉が出てこない人に適しています。
Talkfulの特徴は、学習してから話すのではなく、まず話してみて、会話中に見つかった弱点を修正できることです。英語を使う予定が決まっている人や、オンライン英会話を始める前に一人で場数を踏みたい人にも使いやすいでしょう。
Speakはインプットから復習まで学習の流れがある

Speakは、英語表現を学ぶレッスンと、声に出す反復練習、AIとのロールプレイやフリートークを組み合わせたスピーキング特化型アプリです。
講師によるレッスンで実用的なフレーズや文型を学び、その場で繰り返し発話します。学習した表現をAIとの会話で使い、間違えた内容は復習や自分向けのレッスンに反映される仕組みです。
カリキュラムはA1相当の初級からB2・C1相当の上級まで用意されており、海外旅行英語やビジネス英語などのコースもあります。「英会話を始めたいが、何をどの順番で勉強すればよいかわからない」という人でも、レベルに合った内容から進めやすいのがメリットです。
自由な英会話だけでなく、インプットと復習まで1つのアプリで完結させたい人にはSpeakが向いています。
両アプリの学習フロー
- Talkful:練習する場面を選ぶ→AIと会話する→文法・発音・表現を確認する→言い直す
- Speak:フレーズや文型を学ぶ→繰り返し声に出す→AIとの会話で使う→間違えた部分を復習する
すでに持っている英語知識を実践で使いたいならTalkful、インプット不足も補いながら会話力を伸ばしたいならSpeak、という視点で選ぶと判断しやすくなります。
TalkfulとSpeakを7つの項目で徹底比較
1.AI英会話の自由度
Talkfulでは、用意されたシーンだけでなく、自分が練習したい状況に合わせたカスタム英会話を作成できます。仕事や旅行で遭遇しそうな場面が明確な人ほど、実用的な練習がしやすいでしょう。
SpeakのAIチューターでも、自分の好きなテーマやシチュエーションでフリートークができます。さらに、会話で間違えた表現をもとに復習内容が作られるため、自由に話すだけで終わりにくい点が特徴です。
特定の場面を自由に再現したい人はTalkful、レッスンや復習と関連づけてAI英会話を利用したい人はSpeakが候補になります。
2.レッスンとカリキュラム
Speakは、初心者から上級者までを対象としたレベル別カリキュラムが充実しています。英語表現の解説を受けた後、反復練習とロールプレイへ進むため、学習する順番に迷いにくい設計です。
一方のTalkfulは、必要なシチュエーションを選び、会話を通じて学ぶ方法が中心です。英語面接だけを集中的に練習したい場合や、旅行の直前に特定の場面を確認したい場合など、目的から逆算して取り組みやすいでしょう。
3.発音・文法・表現のフィードバック
Talkfulは、AIとの会話を分析し、文法や発音の改善点、より自然な英語表現を提示します。会話のキャッチボールを続けながら、自分の英語を実践的に修正したい人に適しています。
Speakは、会話や発話練習に対するフィードバックに加え、発音を音素レベルで分析するAI発音コーチを提供しています。お手本と自分の発音を比較し、どの音を直すべきか確認したい人に向いています。
| 確認項目 | Talkful | Speak |
|---|---|---|
| 文法 | 会話内容をもとに改善点を提示 | 発話や会話内の間違いを確認 |
| 発音 | 会話内で発音を分析 | 音素レベルでお手本と比較 |
| 自然な表現 | より自然でネイティブらしい表現を提案 | 実用的な表現をレッスンと会話で学ぶ |
| 復習への反映 | 会話後に修正内容を確認 | 間違いに応じた復習やレッスンを生成 |
音声認識やフィードバックの感じ方は、話す速度、発音、端末のマイク、周囲の環境によっても変わります。「精度が高い」という評判だけで決めず、実際に自分の声が認識されるか試すことが大切です。
4.ロールプレイと実践的な会話
TalkfulとSpeakは、どちらも旅行や仕事などを想定したロールプレイに対応しています。ただし、ロールプレイが学習のなかで果たす役割は異なります。
Talkfulは、AIアバターとの会話そのものが中心です。画面上に相手がいるため、文章を読み上げるだけでなく、誰かに向かって話す感覚を持ちやすくなっています。
Speakでは、レッスンで学んだフレーズや文型を実際に使う段階としてロールプレイに取り組めます。先に必要な表現を確認できるため、英語がすぐに出てこない初心者でも会話へ進みやすいでしょう。
5.初心者・中級者・上級者への対応
| 英語レベル | 選び方 |
|---|---|
| 初心者 | 学ぶ順番や会話の進め方を示してほしい人にはSpeakが向いている |
| 中級者 | 弱点を補いながら学ぶならSpeak、知っている表現を会話で使うならTalkful |
| 上級者 | 面接・議論・仕事など、具体的な場面をカスタムして練習するならTalkfulが有力 |
初心者だからTalkfulを使えないわけではありません。練習したいテーマが決まっている人や、間違いを気にせずAIと話したい人なら、初心者でも活用できます。ただし、単語や基本的な文法から順番に学び直したい場合は、レベル別レッスンがあるSpeakのほうが迷いにくいでしょう。
6.継続しやすさ
英会話アプリは、機能の多さだけでなく、毎日無理なく起動できるかが重要です。
Talkfulは、練習したい場面を選んですぐにAIとの会話へ入りたい人に向いています。AIアバターとのやり取りを楽しめる人なら、オンライン英会話より心理的な負担を抑えて発話量を確保できます。
Speakは、レッスン、発話、実践、復習という流れが示されるため、学習メニューを自分で考える必要がありません。学習記録や通知なども利用しながら、英語学習を習慣化したい人に適しています。
継続しやすさは好みに左右されるため、次のポイントを無料体験中に確認しましょう。
- アプリを開いてから会話を始めるまでが簡単か
- 5~10分だけでも学習できるか
- AIとの会話テンポが自分に合うか
- 間違いの解説が理解しやすいか
- 翌日に前回の弱点を復習しやすいか
7.料金・無料体験・プラン
TalkfulとSpeakは、いずれも無料でダウンロードでき、主要機能を継続して利用する場合はアプリ内課金が必要です。有料プランにはプレミアムとプレミアムプラスがあり、AI機能やパーソナライズ機能の利用範囲などが異なります。
Speakの公式サイトでは7日間の無料体験が案内されています。Talkfulも公式サイトで無料体験を案内していますが、期間、対象機能、適用条件は申込経路や時期によって変わる可能性があります。契約前に、公式サイトまたはアプリの購入画面で最新情報を確認してください。
料金は月払い・3カ月・年払いなど、契約期間によって月額換算が変わります。単純な表示価格だけでなく、使いたい機能が対象プランに含まれるかまで確認しましょう。
Talkfulがおすすめな人
Talkfulは、次のような人におすすめです。
- 実際に英語を使う場面を想定して練習したい人
- AIアバターと会話する臨場感を重視する人
- 単語や文法の知識をアウトプットに変えたい人
- 英語面接や海外旅行など、練習の目的が決まっている人
- 人間の講師を相手にすると緊張してしまう人
実際に使う場面を想定して会話したい人
Talkfulでは、海外旅行、留学、仕事、面接などのシーンを選択できます。さらにカスタム英会話を使えば、自分の予定に近い場面を設定して練習可能です。
「海外旅行に行くので入国審査を練習したい」「英語面接で経歴を説明したい」など、具体的な目的がある人ほど機能を生かしやすいでしょう。
AIアバターとの臨場感を重視する人
Talkfulでは画面上のAIアバターに向かって話します。テキストや音声だけのやり取りよりも、会話相手がいる感覚で練習したい人に適しています。
AIが相手なので、言葉に詰まったり文法を間違えたりしても、人間の講師へ気を遣う必要はありません。オンライン英会話に挑戦する前の練習にも利用できます。
知っている英語を話せる英語に変えたい人
試験では点数を取れても、会話では英語が出てこない人は少なくありません。Talkfulは会話のなかで文法、発音、表現のフィードバックを受けられるため、インプットした知識を実践で使うトレーニングに向いています。
Speakがおすすめな人
Speakは、次のような人におすすめです。
- 英会話を基礎から順番に学びたい初心者
- インプットとアウトプットを1つのアプリで行いたい人
- フレーズや文型を反復して身につけたい人
- 発音を細かく分析・矯正したい人
- 自分で毎日の学習内容を決めるのが苦手な人
英会話を基礎から順番に学びたい初心者
Speakには、日本語の説明を交えながら基本表現を学ぶ初級コースから、ビジネス英語などを扱う上級コースまで用意されています。
画面の指示に沿って発話するため、英会話の勉強方法がわからない人でも始めやすい設計です。中学英語から学び直し、少しずつ話せる表現を増やしたい人に適しています。
インプットとアウトプットを1つのアプリで行いたい人
Speakでは、講師レッスンで表現を知り、反復練習で口に慣らし、AIとのロールプレイで使う流れを作れます。別の教材で文法やフレーズを勉強してからAI英会話を開く手間を減らせるのがメリットです。
発音や自分の弱点を細かく確認したい人
SpeakのAI発音コーチは、発音を音素レベルで分析します。また、会話で間違えた部分をもとに、自分向けの復習やレッスンが作成されます。
ただ英語を話すだけでなく、苦手な発音や表現を見つけて改善するサイクルを重視する人に向いています。
TalkfulとSpeakで迷ったときの選び方
目的から選ぶ早見表
| 学習目的 | 第一候補 | 理由 |
|---|---|---|
| 英会話を基礎から学ぶ | Speak | レベル別の学習導線がある |
| 実践会話の量を増やす | Talkful | シーンを選んですぐ会話へ進める |
| 海外旅行の場面を練習する | Talkful | 必要なシチュエーションを設定できる |
| 発音を細かく分析する | Speak | 音素レベルの発音分析がある |
| ビジネス英会話を体系的に学ぶ | Speak | ビジネス向けのコースがある |
| 英語面接を模擬練習する | Talkful | 面接を想定した会話練習ができる |
| 学ぶ内容を自分で決めたくない | Speak | カリキュラムに沿って進められる |
上の表は、機能と学習設計をもとにした目安です。たとえば海外旅行英語はSpeakでも学べますし、Talkfulを初心者が利用することもできます。候補を絞るための基準として活用してください。
無料体験では同じ条件で比較する
TalkfulとSpeakのどちらが合うかは、同じ条件で試すと判断しやすくなります。
- 両方で同じ会話テーマを選ぶ
- それぞれ同じ時間だけ英語を話す
- 会話が途切れず続くか確認する
- フィードバックの具体性とわかりやすさを比べる
- 翌日に間違えた内容を復習できるか確認する
比較テーマには、「ホテルでチェックインする」「英語で自己紹介する」「仕事の進捗を説明する」などがおすすめです。AIの応答速度や音声認識だけでなく、間違いを直してもう一度話したくなるかも確認しましょう。
Talkful・SpeakとほかのAI英会話アプリの違い
TalkfulとELSA Speakの違い
Talkfulは、AIとの実践的な英会話を通じてスピーキングとリスニングを鍛えたい人向けです。対してELSA Speakは、英語の発音を細かく分析し、苦手な音を重点的に矯正したい人の比較候補になります。
会話のキャッチボールを重視するならTalkful、発音矯正を最優先するならELSA Speakという視点で比較するとよいでしょう。
Talkfulとスピークバディの違い
Talkfulは、AIアバターとの会話やカスタムしたシチュエーションでの練習が特徴です。スピークバディは、ストーリーやカリキュラムに沿って、単語・フレーズ、リスニング、発音、会話を学ぶ設計が中心です。
なお、この記事で比較しているSpeak(スピーク)とスピークバディは別のアプリです。名称が似ているため、ダウンロードする際は提供会社やアプリアイコンも確認してください。
TalkfulとSpeakの比較に関するよくある質問
TalkfulとSpeakはどっちが初心者向けですか?
何から勉強すればよいかわからない初心者には、レベル別カリキュラムがあるSpeakが取り組みやすいでしょう。一方、TalkfulもAIが相手なので、人間との英会話に緊張する初心者のアウトプット練習に利用できます。
TalkfulとSpeakは無料で使えますか?
両方とも無料でダウンロードでき、公式サイトでは無料体験が案内されています。ただし、主要機能を継続利用する場合は基本的に有料プランへの加入が必要です。無料体験の期間や対象機能、自動更新の条件は、申込前に公式画面で確認してください。
TalkfulとSpeakの料金はどちらが安いですか?
料金は選ぶプランと契約期間によって異なるため、月額だけで一概にどちらが安いとはいえません。AI機能の利用上限やカスタムレッスンなど、必要な機能を含むプラン同士で比較することが大切です。
プレミアムとプレミアムプラスの違いは何ですか?
基本機能に加えて利用できるAI機能や、学習内容を個別化する機能の範囲などが異なります。プラン内容は変更される可能性があるため、最新の機能一覧を公式サイトまたは購入画面で確認しましょう。
TalkfulとSpeakはビジネス英会話にも使えますか?
どちらもビジネス英会話の練習に活用できます。ビジネス表現をコースに沿って学びたい人にはSpeak、面接や会議など自分の仕事に近い場面を設定して会話したい人にはTalkfulが向いています。
TOEICや英検などの試験対策にも使えますか?
スピーキング試験、英語面接、発音、瞬間的に英語を組み立てる練習には活用できます。ただし、TOEICのリーディング問題など、試験範囲のすべてをAI英会話だけでカバーできるとは限りません。必要に応じて問題集や単語教材と併用しましょう。
TalkfulとSpeakを両方使う必要はありますか?
通常は、自分の目的に合うどちらか一方から始めれば十分です。インプットと反復練習にはSpeak、特定の場面でのアウトプットにはTalkfulというように役割を分ければ、両方を併用する方法もあります。
まとめ|実践会話ならTalkful、基礎から学ぶならSpeak
TalkfulとSpeakは、どちらもAIと英語を話せるアプリですが、得意な学習方法が異なります。
- Talkful:AIアバターとのシーン別会話やカスタム英会話が特徴。実際の場面を想定してアウトプットを増やしたい人向け
- Speak:レベル別レッスン、反復練習、発音分析、復習機能が特徴。基礎から順番に学びたい人向け
実践的な会話を優先するならTalkful、学習の順序や基礎固めを優先するならSpeakを第一候補にするとよいでしょう。
ただし、AIの音声認識、フィードバックの見やすさ、画面の使いやすさには相性があります。無料体験中に同じテーマで両方を試し、「毎日続けやすい」と感じたアプリを選んでください。

Weblio編集部はWeblio辞書や学校法人/教育機関へ250件以上導入されているWeblio英会話などの学習サービスを通して、学習支援事業を展開しているGRASグループ株式会社のメディア部門です。
【編集部メンバー】
・高校時代、英語の偏差値40台が勉強と半年の留学でTOEIC870点を取得
・オーストラリアの大学院卒業で留学経験があり、英検準1級取得
・前職が中学校・高等学校の英語教諭でIELTS Overall 7.0取得
・中学生でインターナショナルスクールに編入し、英検2級を取得。




































