TOEICアプリは、現在のスコア・苦手なPart・予算によって選ぶべき1本が変わります。
単語・文法・リスニング・模試をまとめて学びたいなら「abceed」、講義動画で基礎から理解したいなら「スタディサプリENGLISH」、AIに弱点を分析してもらいたいなら「Santaアルク」が有力候補です。無料で始めたい人には「TOEIC公式教材アプリ」や「トレーニング TOEIC test」もあります。
この記事では、TOEIC L&R対策に使えるおすすめアプリを、学習内容・料金・無料範囲・対象レベル・AI機能・対応端末で比較します。初心者、900点を目指す人、単語を強化したい人、買い切りで使いたい人向けの選び方も紹介するので、自分に合うアプリを探している方は参考にしてください。
※本記事で「TOEIC」と表記する場合、原則としてTOEIC® Listening & Reading Testを指します。
迷ったらこれ!目的別におすすめのTOEICアプリ
最初に、目的別のおすすめをまとめます。
- 講義動画で基礎から学ぶなら:スタディサプリENGLISH
- 総合対策・教材数を重視するなら:abceed
- AI診断で弱点を絞るなら:Santaアルク
- 公式問題・公式音声を使うなら:TOEIC公式教材アプリ
- 無料で全Partを演習するなら:トレーニング TOEIC test
- 初心者が無料で始めるなら:はじめてのTOEIC問題集
- スキマ時間に単語を覚えるなら:mikan
- 買い切りで頻出単語を学ぶなら:金のフレーズ2(英単語 by 物書堂)
- 900点を目指すなら:abceedとTOEIC公式教材アプリの併用
1本ですべての人に最適なアプリはありません。現在の英語力だけでなく、「解説が必要か」「弱点がわかっているか」「本番まで何日あるか」まで考えて選ぶことが大切です。
【比較表】TOEICアプリおすすめ9選
| アプリ | おすすめの人 | 主な学習内容 | AI機能 | 無料利用 | 料金の目安 | 対応 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| スタディサプリENGLISH | 講義で基礎から理解したい人 | 講義動画・全Part演習・単語・ディクテーション・シャドーイング | 一部あり | 初回7日間無料 | 月額3,278円 | iOS・Android・Web |
| abceed | 1つのアプリで総合対策したい人 | 単語・文法・リスニング・Part別演習・模試 | あり | 一部無料 | Proは月額1,983円〜の表示 | iOS・Android・Web |
| Santaアルク | 弱点がわからない人・短期対策したい人 | AI診断・Part別演習・単語・文法・復習 | あり | 診断など一部無料 | 1週間4,900円、3か月29,700円、6か月49,800円 | iOS・Android・Web |
| TOEIC公式教材アプリ | 公式問題と公式音声で学びたい人 | 公式問題・単語・音声・模試・学習記録 | なし | 音声・必須200語など無料 | アプリ無料、教材は一部有料 | iOS・Android |
| Z会 Adaptie | 学習順序を任せたい人 | 単語・文法・全Part演習・模試・AI出題 | あり | 原則有料 | 月額3,900円、12か月34,800円 | PC・スマホ・タブレット |
| トレーニング TOEIC test | 無料で問題量を確保したい人 | Part 1〜7・単語・熟語 | なし | 全問題無料・広告あり | 広告非表示500円 | iOS・Android |
| はじめてのTOEIC問題集 | TOEICを初めて受ける人 | 単語・文法・リスニング・リーディング | なし | 全問題無料・広告あり | 無料、アプリ内課金あり | iOS・Android |
| mikan | TOEIC単語を短時間で反復したい人 | 単語・熟語・一部文法・問題演習 | プランによる | 基本単語は無料 | Lite月額1,000円、Premium月額1,800円 | iOS・Android |
| 金のフレーズ2 | 月額課金なしで単語を学びたい人 | TOEIC頻出単語・例文・音声 | なし | アプリ本体は無料 | コンテンツ買い切り | iOS・iPadOS・macOS |
料金だけで比較すると無料アプリが魅力的ですが、有料アプリにはAIによる弱点分析、詳しい解説、学習計画、復習管理などが含まれます。まず無料版や無料体験で操作性を確認し、毎日続けられそうなアプリに絞るのがおすすめです。
TOEICアプリの比較・選定基準
本記事では、TOEICアプリを次の5項目で比較しました。
- TOEICへの特化度:TOEIC L&Rの出題形式やPart別対策に対応しているか
- 問題と解説の充実度:問題数だけでなく、間違えた理由まで理解できるか
- 弱点分析と復習のしやすさ:正答率や学習履歴から復習すべき内容がわかるか
- 継続しやすさ:1回の学習時間、操作性、学習記録などが継続を助けるか
- 料金と無料範囲:無料で試せる範囲と、有料機能に見合う価値があるか
【ランキング】TOEICアプリおすすめ9選
ここからは、おすすめのTOEICアプリを詳しく紹介します。それぞれ得意分野が異なるため、順位だけではなく「おすすめの人」と「向かない人」も確認してください。
スタディサプリENGLISH|初心者が動画講義で基礎から学ぶなら

スタディサプリENGLISH TOEIC® L&R TEST対策コースは、問題を解くだけでなく、講義で文法や解法を理解したい人におすすめです。
約580本の講義動画とTOEIC L&R本番形式20回分相当の演習問題を収録。講義は短時間で視聴できるため、通勤・通学や休憩中にも進めやすい構成です。ディクテーションやシャドーイングにも対応し、リスニングで「音声は聞いたが内容を理解できない」という状態から練習できます。
初心者は、単語や文法を暗記するだけでなく、各Partの出題形式と解き方を理解する必要があります。スタディサプリは講義と演習が連動しているため、参考書を読んでも理解しにくかった人にも使いやすいでしょう。
スタディサプリENGLISHがおすすめの人
- TOEIC初心者で、何から始めればよいかわからない
- 文法やPart別の解き方を動画で理解したい
- ディクテーションとシャドーイングを習慣にしたい
- 1回5分程度の短い学習を積み重ねたい
スタディサプリENGLISHが向かない人
- 講義より問題演習の量を最優先したい
- 完全無料で長期間使いたい
- すでに900点前後で、難問だけを集中的に解きたい
Web申込のベーシックプランは月額3,278円、6か月パックは18,348円(月あたり3,058円)、12か月パックは32,736円(月あたり2,728円)です。初回7日間の無料体験があり、お得なキャンペーンを実施している場合もあります。
abceed|市販教材とAI分析を1つにまとめたい人向け

abceedは、複数の市販教材、AIによるスコア予測、弱点分析、問題演習、オンライン模試を1つの環境で使いたい人におすすめです。
TOEIC対策では、単語帳や文法問題集、模試を別々に購入すると学習履歴が分散しがちです。abceedなら、対応教材の音声再生や問題演習、間違えた問題の復習をアプリ上でまとめられます。AIが学習データをもとに問題を提案するため、「次に何を解くべきかわからない」という人にも便利です。
一方で、教材の種類が多いため、初心者は手当たり次第に始めると学習が散らばる可能性があります。最初に模試やスコア診断で現在地を確認し、使う教材を1〜2冊に絞るのが効果的です。
abceedがおすすめの人
- 単語・文法・リスニング・模試を1つのアプリで管理したい
- 市販の人気教材をスマホで使いたい
- AIの予測スコアや弱点分析を学習計画に活用したい
- 700点以上を目指して問題演習量を増やしたい
abceedが向かない人
- 講師の授業を順番に見ながら基礎を学びたい
- 完全無料のアプリだけを探している
- 選択肢が多いと迷いやすい
Proプランが年間プランで1,983円/月です。1ヶ月プランだと3,300円/月ですので使用頻度に合わせてプランをお選びください。
Santaアルク|AI診断で弱点を絞って短期対策

Santaアルクは、現在の予測スコアや苦手分野をAIで分析し、優先して取り組む問題を提案してほしい人におすすめです。
無料のスコア診断では12問に回答し、予測スコアと得意・苦手な問題パターンを確認できます。学習を進めると予測スコアが変動するため、目標との差を見ながら対策を続けられます。弱点が自分で判断できない人や、本番まで時間が少なく学習範囲を絞りたい人と相性がよいアプリです。
無料版ではスコア診断や1日1カードの学習を利用できますが、本格的に問題演習を進める場合は有料プランが必要です。有料料金は1週間4,900円、3か月29,700円、6か月49,800円。3か月・6か月プランには条件付きのスコア保証があります。
Santaアルクがおすすめの人
- 自分の苦手Partがわからない
- AIに学習の優先順位を決めてほしい
- 試験までの期間が短い
- 予測スコアで進歩を確認したい
Santaアルクが向かない人
- 月額費用をできるだけ抑えたい
- 講師の動画講義を中心に学びたい
- 紙の教材へ書き込みながら勉強したい
TOEIC公式教材アプリ|公式問題と音声で本番に近い対策

TOEIC公式教材アプリは、テストを開発するETSが制作した公式教材をスマホで利用したい人におすすめです。
アプリのダウンロードは無料で、公式問題集を含む教材音声のダウンロード、単語帳「必須の200語」などを利用できます。対応する書籍を持っている場合は、自動採点できるマークシート機能でPart別正答率や間違えた問題も確認できます。
アプリ内で購入できる公式問題集は、模試モードと学習モードを搭載。模試モードではタイマーを使いながら200問を解き、学習モードでは問題ごとに解説を確認できます。間違えた問題だけを抽出する復習機能もあります。
ただし、アプリが無料でも、公式問題集の全問題を無料で解けるわけではありません。無料で使える機能と、アプリ内購入が必要な教材を分けて考えましょう。
TOEIC公式教材アプリがおすすめの人
- 本番に近い品質の問題を解きたい
- 公式問題集の音声を外出先で聞きたい
- 紙の公式問題集とアプリを連携させたい
- 800点・900点を目指して本番形式の精度を高めたい
TOEIC公式教材アプリが向かない人
- AIに学習計画を作ってほしい
- 講義動画で基礎文法から学びたい
- 市販教材を横断して使いたい
Z会 Adaptie|学習順序を任せて着実に進めたい人向け

Z会のAdaptieは、TOEICで必要な知識・スキルを段階的に学び、AIが選んだ問題で理解を定着させたい人におすすめです。
Z会がTOEIC対策に必要な内容を72の学習ポイントへ細分化し、約5,000問のなかからAIが理解度に応じた問題を出題します。単語、文法、リスニング、リーディング、模試まで含まれているため、学習順序を自分で決めるのが苦手な人でも進めやすい設計です。
オンラインフォームから質問・相談ができるのも特徴です。アプリだけで完全に独学するのが不安な人に向いています。
Adaptieがおすすめの人
- AI出題と体系的なカリキュラムを両立したい
- 何をどの順番で勉強するか迷いやすい
- 学習中の疑問を質問したい
- 650〜800点の壁を越えたい
Adaptieが向かない人
- 無料アプリを探している
- スマホ専用アプリの手軽さを最優先する
- 市販教材を自由に選びたい
料金は毎月払いが月額3,900円、6か月一括払いが21,600円、12か月一括払いが34,800円です。
トレーニング TOEIC test|無料でPart 1〜7を演習

トレーニング TOEIC testは、費用をかけずにリスニング、リーディング、単語、熟語の問題を解きたい人におすすめです。
Part 1〜4のリスニングとPart 5〜7のリーディングに対応しており、ターゲットスコア別の英単語・英熟語問題も収録されています。App Storeではすべての問題を無料で利用できると案内されています。
無料版には広告があります。広告を非表示にする「本気で勉強プラン」は500円のアプリ内購入です。AI診断や動画講義はありませんが、無料で演習量を増やしたい人には有力な選択肢です。
トレーニング TOEIC testがおすすめの人
- 完全無料に近い形で全Partを練習したい
- 通勤や待ち時間に問題を解きたい
- 単語から長文まで幅広く触れたい
トレーニング TOEIC testが向かない人
- 広告を避けたい
- AIによる弱点分析が必要
- 公式問題と同じ品質を最優先する
はじめてのTOEIC問題集|初心者の「何から始める?」を解決

はじめてのTOEIC問題集は、TOEICを初めて受験する人が単語・文法・リスニング・リーディングを無料で練習できるアプリです。
ターゲットスコア別の英単語問題を含む全2,366問を収録し、基礎練習から本番レベルの問題へ段階的に進めます。全問題を無料で利用でき、広告を外したい場合のみアプリ内課金を選択できます。
講師による体系的な講義やAI診断はありません。そのため、基礎文法がほとんどわからない場合は、解説型の教材と併用すると理解しやすくなります。
はじめてのTOEIC問題集がおすすめの人
- TOEICを初めて受験する
- まず無料で試験形式に触れたい
- 300〜500点台から基礎を固めたい
- 短い問題を毎日少しずつ解きたい
はじめてのTOEIC問題集が向かない人
- AIに弱点を分析してほしい
- 800点以上向けの難問を中心に解きたい
- 広告のない環境だけを求めている
mikan|TOEIC頻出単語をスキマ時間に反復

mikanは、単語学習を短時間で繰り返し、語彙力を効率よく強化したい人におすすめです。
4択形式でテンポよく学習でき、覚えていない単語を繰り返せます。通勤・通学中の数分を使って単語学習を習慣化しやすい点が魅力です。無料プランでは基本的な単語学習ができ、有料プランでは利用できる教材や機能が増えます。
料金はLiteが月額1,000円・半年6,000円・1年7,200円、Premiumが月額1,800円・半年9,000円・1年12,000円です。
mikanだけでTOEICの全Part対策を完結させるより、模試やPart別問題集と組み合わせる使い方が適しています。
mikanがおすすめの人
- 英単語を覚える習慣を作りたい
- 1回3〜5分の学習を繰り返したい
- 紙の単語帳が続かなかった
- 総合対策アプリの補助教材を探している
mikanが向かない人
- 1本で模試まで完結させたい
- 長文読解や時間配分を中心に練習したい
- 公式問題だけを使いたい
金のフレーズ2|買い切りで定番単語帳を使いたい人向け

「金のフレーズ2」は、月額課金をせずにTOEIC頻出単語を繰り返したい人におすすめです。「英単語 by 物書堂」アプリ内で購入する買い切り型のコンテンツで、単語、フレーズ、例文、音声を使って学習できます。
サブスクリプション型アプリと違い、一度購入すれば毎月の料金は発生しません。ただし、単語学習に特化しているため、Part別演習、AI診断、フル模試は別の教材で補う必要があります。
また、対応端末はApple製品が中心です。Androidユーザーは、mikanやabceedなどで同書または同レベルの単語教材を利用できるか確認しましょう。
金のフレーズ2がおすすめの人
- 月額課金を避けたい
- TOEIC定番の単語帳をスマホで使いたい
- 音声と例文を使って頻出語を反復したい
- 600〜900点を目標に語彙を増やしたい
金のフレーズ2が向かない人
- Android端末だけを使っている
- アプリ1本で全Partを対策したい
- AI診断や学習計画を求めている
目的別におすすめのTOEICアプリ
総合ランキングだけでは、自分に合うアプリを判断できないことがあります。ここでは、現在のスコアや強化したい内容別に候補を絞ります。
TOEIC初心者・500点未満におすすめ
500点未満の初心者には、スタディサプリENGLISHまたは「はじめてのTOEIC問題集」がおすすめです。
初心者は、いきなり模試を繰り返すより、頻出単語、基本的な英文法、Partごとの形式を先に理解したほうが学習しやすくなります。解説を重視するならスタディサプリ、まず無料で問題に触れるなら「はじめてのTOEIC問題集」を選びましょう。
学習順序の一例は次のとおりです。
- TOEICのPart構成を確認する
- 中学レベルの文法と頻出単語を復習する
- Part 1・2・5の短い問題から始める
- Part 3・4・6・7へ範囲を広げる
- 試験前に公式問題集を2時間通して解く
600〜800点を目指す人におすすめ
600〜800点を目指す人には、スタディサプリENGLISH、abceed、Santaアルクがおすすめです。
このスコア帯では、単語や文法の基礎を補いながら、苦手なPartを特定して問題演習と復習を繰り返す必要があります。複数の市販教材とAI分析を活用したいならabceed、AIに弱点と優先課題を診断してもらいたいならSantaアルクが適しています。
一方、英文法やPart別の解き方を十分に理解できていない人には、スタディサプリENGLISHがおすすめです。約580本の講義動画で、問題を解く際の着眼点や頻出文法を学び、そのまま演習へ進めます。ディクテーションやシャドーイングにも対応しているため、600点台で伸び悩みやすいリスニングの強化にも活用できます。
選び方をまとめると、教材数と演習量を重視するならabceed、弱点分析と短期対策を重視するならSantaアルク、講義による理解と基礎の補強を重視するならスタディサプリENGLISHが向いています。
900点以上を目指す人におすすめ
900点を目指す人には、abceedとTOEIC公式教材アプリの併用がおすすめです。
900点以上では、単語や文法の知識だけでなく、Part 5を短時間で処理する力、Part 7を最後まで読み切る速度、Part 3・4で細部を聞き落とさない集中力が必要です。abceedで間違いの多い問題を分類・反復し、公式教材で本番に近い問題と音声に合わせましょう。
すでに800点を超えている人は、簡単な問題を大量に解くより、間違えた理由を次の4つに分けると効率的です。
- 単語・語法を知らなかった
- 文法や構文を誤って理解した
- 音声を聞き取れなかった
- 時間不足・先読み不足だった
原因ごとに復習方法を変えることが、900点突破につながります。
TOEICの単語学習におすすめ
単語を中心に学ぶなら、mikanまたは金のフレーズ2がおすすめです。
mikanはテンポよく反復したい人、金のフレーズ2は定番単語帳を買い切りで使いたい人に向いています。単語は英語と日本語訳だけで覚えず、例文と音声も確認しましょう。リスニングで聞いたときに意味が出てくる状態まで反復することが大切です。
Part 5・英文法対策におすすめ
英文法の理解から始めるならスタディサプリENGLISH、問題演習を増やすならabceedまたはトレーニング TOEIC testがおすすめです。
Part 5では、問題を見たら最初に「語彙問題か文法問題か」を判断します。文法問題なら、品詞、動詞、接続詞、前置詞などの論点を分類して復習しましょう。正解だけを覚えるのではなく、ほかの選択肢が不正解になる理由まで説明できる状態を目指します。
リスニング・シャドーイングにおすすめ
ディクテーションやシャドーイングをアプリ内で行いたいなら、スタディサプリENGLISHが使いやすい選択肢です。公式音声に慣れたい場合は、TOEIC公式教材アプリを使いましょう。
リスニングは聞き流すだけでは伸びにくいため、次の順で復習します。
- 問題を解く
- スクリプトを見ずに再度聞く
- スクリプトと日本語訳を確認する
- 聞き取れなかった箇所をディクテーションする
- 音声をまねてシャドーイングする
無料で人気のTOEICアプリはどれ?
無料で幅広く演習したい人には「トレーニング TOEIC test」、初心者には「はじめてのTOEIC問題集」、公式の音声や単語を使いたい人にはTOEIC公式教材アプリがおすすめです。
ただし、「無料アプリ」には次の4種類があります。
- ダウンロードだけ無料で、主な機能は有料
- 1日の学習回数や教材の一部だけ無料
- 一定期間だけ無料体験できる
- 広告付きですべての問題を無料利用できる
インストール前に、どこまで無料なのかを確認しましょう。
無料アプリだけでもスコアアップできる?
無料アプリでも、単語暗記、文法問題、リスニング、試験形式への慣れには役立ちます。現在の弱点がわかっており、自分で学習計画と復習を管理できる人なら、無料アプリを組み合わせて対策できます。
一方、無料版は広告が入る、解説が簡潔、AI分析が使えない、学習できる回数が限られるといった場合があります。問題を解くだけで復習が進まない人や、試験まで時間が少ない人は有料アプリも検討しましょう。
有料アプリへ切り替える目安
次のいずれかに当てはまる場合は、有料プランを使う価値があります。
- 自分の苦手Partがわからない
- 教材を選ぶ時間を減らしたい
- 詳しい動画講義や解説が必要
- 間違えた問題を自動で管理したい
- 本番まで1〜3か月しかない
- 広告によって集中が途切れる
最初から長期プランを契約する必要はありません。無料体験または1か月程度利用し、週4日以上続けられるかを確認してから長期プランを検討しましょう。
TOEICアプリの料金を比較
TOEICアプリの料金体系は、月額課金、複数月の一括払い、買い切りの3種類に分かれます。
| 料金タイプ | メリット | デメリット | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 月額課金 | 初期費用を抑えやすい | 長期間使うと総額が高くなる | 試験まで1〜3か月の人 |
| 複数月・年額 | 1か月あたりが安くなりやすい | 最初の支払額が大きい | 半年以上継続する人 |
| 買い切り | 毎月の料金がかからない | 機能や教材が限定されやすい | 単語など目的が明確な人 |
買い切りで使えるTOEICアプリ
買い切りで単語学習をするなら、金のフレーズ2が候補です。また、TOEIC公式教材アプリ内の教材も、教材ごとに購入して利用する形式があります。
ただし、買い切り型は毎月の支払いを抑えられる反面、AI診断、最新教材の使い放題、学習計画などは含まれないことがあります。「月額が嫌だから」という理由だけでなく、必要な機能を満たしているかで選んでください。
失敗しないTOEICアプリの選び方
TOEICアプリは、人気ランキングだけで決めず、次の4点を確認しましょう。
現在のスコアと目標スコアで選ぶ
300〜500点台では基礎単語・文法と形式理解、600〜800点台では弱点分析とPart別演習、900点以上では難問対応と時間配分が重要です。
現在のスコアがわからない場合は、Santaアルクなどの診断機能や公式問題集の模試を使って確認します。目標スコアだけでなく、現在地との差を把握してから教材を選びましょう。
苦手なPartと必要な機能で選ぶ
苦手分野が明確なら、必要な機能に絞ると費用を抑えられます。
- 単語が足りない:mikan、金のフレーズ2
- 文法を理解できない:スタディサプリENGLISH
- 弱点がわからない:Santaアルク、abceed
- 全Partの問題量を増やしたい:abceed、トレーニング TOEIC test
- 本番形式に慣れたい:TOEIC公式教材アプリ
複数のアプリを同時に使い始めると復習が分散します。総合対策アプリを1本決め、足りない分野だけ特化型アプリで補う方法がおすすめです。
無料版を試して継続しやすさで選ぶ
機能が豊富でも、操作しにくいアプリは続きません。無料版や無料体験では、次の点を確認してください。
- 1回の学習を5〜15分で終えられるか
- 間違えた問題へ簡単に戻れるか
- 音声の速度変更や繰り返し再生ができるか
- 学習記録が見やすいか
- 広告が集中を妨げないか
- 解説を読んで間違えた理由を理解できるか
iOS・Android・PCへの対応を確認する
アプリによって対応OSが異なります。スマホだけで学習するのか、長文や模試はPC・タブレットで解くのかも考えましょう。
同じアカウントで複数端末を使えるアプリなら、通勤中はスマホ、自宅ではPCやタブレットという使い分けができます。OSのバージョン条件や、端末間で学習履歴を共有できるかも確認してください。
TOEICアプリを使った効果的な勉強法
アプリをインストールするだけではスコアは上がりません。重要なのは、問題を解くことよりも、間違いを次の学習へつなげることです。
1日15分でも新規学習と復習をセットにする
毎日長時間勉強しようとすると継続が難しくなります。まずは1日15分を目安に、次のように分けましょう。
- 5分:前日に間違えた単語・問題の復習
- 5分:新しい問題を解く
- 5分:解説確認、音読、シャドーイング
忙しい日は新しい問題を増やさず、復習だけでも構いません。学習を途切れさせないことが重要です。
予測スコアだけでなく公式問題集で確認する
AIの予測スコアは、学習の進捗を確認する参考になります。ただし、アプリ内の短い問題と、本番の2時間を通した集中力・時間配分は同じではありません。
2〜4週間に1回は公式問題集を時間どおりに解き、正答率、塗り残し、Part 7に使えた時間を記録しましょう。結果をアプリの学習計画へ戻すことで、弱点を具体的に改善できます。
本番前は紙の問題冊子とマークシートも使う
TOEIC L&Rの公開テストは、問題冊子とマークシートを使います。スマホ画面だけに慣れていると、長文のページ移動やマークに想定以上の時間がかかることがあります。
試験前には少なくとも1〜2回、紙の公式問題集を2時間通して解いてください。アプリは日々のインプットと反復、紙の模試は本番環境への適応、と役割を分けると効果的です。
TOEICアプリに関するよくある質問
一番おすすめのTOEICアプリは?
1本で単語・文法・リスニング・模試まで対策したいならabceed、動画講義で基礎から理解したいならスタディサプリENGLISHがおすすめです。弱点がわからない人は、AI診断と学習提案に強いSantaアルクも比較しましょう。
TOEICアプリは無料でも効果がありますか?
無料アプリでも、単語暗記、文法問題、リスニング、試験形式への慣れには役立ちます。ただし、学習計画、弱点分析、詳しい解説、広告なしの反復学習まで求める場合は、有料プランのほうが効率的です。
TOEICはアプリだけで何点まで目指せますか?
アプリだけでも単語・文法・リスニング・Part別演習は進められます。目標点に明確な上限はありませんが、本番は2時間の紙面試験です。試験前には公式問題集を使い、ページ移動、時間配分、マークシートまで含めた通し演習を行いましょう。
TOEIC900点を目指すならどのアプリがおすすめですか?
abceedでPart別の弱点を反復し、TOEIC公式教材アプリや紙の公式問題集で本番形式の精度と時間配分を確認する組み合わせがおすすめです。単語だけでなく、Part 5の処理速度、Part 7の長文読解、各国アクセントのリスニングを強化しましょう。
Santaアルクはどのような人におすすめですか?
Santaアルクは、現在の予測スコアや苦手Partがわからず、AIに優先問題を選んでほしい人に向いています。講師の動画講義を重視する人はスタディサプリENGLISH、複数の市販教材を使いたい人はabceedも比較してください。
買い切りのTOEICアプリはありますか?
買い切りで単語を学びたい人には、物書堂アプリ内の「金のフレーズ2」が候補です。月額課金なしでTOEIC頻出単語を繰り返せますが、Part別演習やフル模試は別教材で補う必要があります。
参考書とアプリはどう使い分ければよいですか?
アプリは通勤・通学中の単語学習、短い問題演習、リスニングの反復に向いています。紙の参考書は、長文へ書き込みながら構文を確認する学習や、本番と同じ2時間の模試に適しています。
普段はアプリで学習を継続し、休日や試験前は紙の公式問題集でまとまった演習を行うと、双方の長所を活かせます。
まとめ|無料版を試し、目標スコアと弱点に合う1本を選ぼう
TOEICアプリは、人気だけでなく、現在のスコア、苦手Part、必要な機能、料金を基準に選びましょう。
- 初心者・講義重視ならスタディサプリENGLISH
- 総合対策ならabceed
- AI診断ならSantaアルク
- 公式問題ならTOEIC公式教材アプリ
- 無料演習ならトレーニング TOEIC test
- 単語特化ならmikanまたは金のフレーズ2
迷っている場合は、無料版または無料体験で実際に問題を解き、復習のしやすさまで確認してください。アプリを増やしすぎず、総合対策用の1本を中心に毎日の学習を続けることが、目標スコアへの近道です。

Weblio編集部はWeblio辞書や学校法人/教育機関へ250件以上導入されているWeblio英会話などの学習サービスを通して、学習支援事業を展開しているGRASグループ株式会社のメディア部門です。
【編集部メンバー】
・高校時代、英語の偏差値40台が勉強と半年の留学でTOEIC870点を取得
・オーストラリアの大学院卒業で留学経験があり、英検準1級取得
・前職が中学校・高等学校の英語教諭でIELTS Overall 7.0取得
・中学生でインターナショナルスクールに編入し、英検2級を取得。

































